こんにちは、なつです。
「セミリタイア 方法」で検索すると、大体「資産運用をしましょう!」と言われますよね。
でも、例えば「5000万円必要です」「いやいや、1億円は必要です」と言われても、道のりが長すぎてちょっとハードルが高く感じませんか?
今回は資産運用以外の、ひとつのセミリタイアするための手段として「自給自足」についてお話しします。
自給自足の定義
「普段、お金をかけてやっていることを、自分でお金をかけずにできないか」を考えることが、自給自足。
つまり、「自立的な暮らし方」をすることです。
少し抽象的な言い方ですが、逆を考えてみるとわかりやすいかもしれません。
世の中には会社員(雇用者)は90%とも言われています。
お金を理由に組織や会社に人生の大部分を握られて身動きできず、不自由な思いをしながらの暮らしは、組織や会社に依存しており自立しているとは言えませんね。
もっと具体的な例は、後ほどご紹介します。
自給自足で得られるもの
自給自足をすることによって得られる一番大きいものは、「何かあっても最悪生きてはいけるだろう」という自信です。
だって、自給自足ができるのですから。
食べ物を自給自足すれば、おなかは満たされるし
家を自給自足すれば、雨風はしのげる
水を自給自足すれば、水も飲めてお風呂にも入れて
電気を自給自足すれば、スマホも使える。
もちろんすべてを自給自足できなくても、
例えば野菜だけでも自給できるとすれば、スーパーでの急な価格高騰をダイレクトに食らわなくなります。
安心感がありますね。
漠然と「この先、生きていけなくなるかもしれない」と思うこともあるでしょう。
仕事のミスで自信がどん底まで落ちた時や、災害に見舞われたとき、ふと「なんかもう嫌だなあ」と思うとき。
人間なら誰でもあります。
そして、セミリタイア後に問題になる資金が減っていく不安。
そんな時、自給自足する術を知っていて「何かあっても最悪生きてはいけるだろう」と思えたら、心強いと思いませんか?
具体的な自給自足
「自給自足」というと、パッと思いつくのは田舎で畑を耕して暮らす……というイメージではないでしょうか。
でも、本当はそれだけではありません。
もっといろいろな種類の自給自足があります。
具体的には?
自給自足は「自立的な暮らし方」と説明しました。
自給自足は田舎で畑を耕して暮らすというようなイメージがありますが、
都会暮らしのサラリーマンでもできる自給自足がたくさんあります。
例えば、こんな感じ。
- 梅干し、味噌、漬物などを手作り
- ベランダでプランター菜園
- 生ごみをコンポストを利用して分解・肥料にする
- 果実酒やクラフトビールを手作り
- 小さな太陽光パネルを使い、スマホは太陽光発電で充電する
- 断捨離をして空間を作る
きっと、「こんなのも自給自足になるの……?」と驚いたと思います。
「食糧の自給自足」や「電気の自給自足」そして「空間の自給自足」など、見方を変えればたくさんできる自給自足があるのです。
そう考えると、自給自足に対するハードルがかなり下がりますね。
自給自足生活にシフトしていくには
方法は二つあります。
- 今の生活の中で、少しづつできる自給自足を取り入れていく
- 思い切って仕事や住まいを手放し、空いた時間やお金で自給自足を取り入れていく
どちらを選んでもよいです。
「セミリタイアしたいけど、今すぐ手放すほど仕事に不満はないし手放す勇気もない」
「やめる前に準備しないと不安」
という方は1を選べばいいし、
「もうブラック企業で働くのは限界だ!」
「ブラック企業ではないけど、今の労働形態にはもううんざり」
という方は2を選べばいいですね。
とくに2はかなりの勇気がいるでしょう。
でも、今まで仕事や通勤時間に充てていた約10~12時間をすべて生活を変えるために使うと思えば、新生活はもちろん、新しい仕事を作ったりもできそうですよね。
参考にさせていただいた人物
今回参考にさせていただいたのは、三栗祐己(みつくりゆうき)さんの暮らし方。
「自立的な暮らし」を求め、ライフスタイルを研究。
タイのパーマカルチャーファームで環境的にも精神的にも持続可能な暮らし方を学んだりしています。
ご自身でパーマカルチャー研究所というパーマカルチャーな生き方を学べるサイトを運営しています
「田舎で子育てしたいなら自給自足でセミリタイア」という本も出版されています。
ちなみにパーマカルチャーとは、「持続可能な暮らし方」のことです。
もう少し簡単に言うと「自然や環境に負担をかけながら生活していくのではなく、共存して長く一緒に暮らしていきましょう」という暮らし方ですね。
三栗さんがパーマカルチャーを軸にどんな暮らしをしているかというと、
- 井戸を掘って水を汲む
- 畑を作って野菜を栽培する
- 服を自作(これは奥さん)
- トイレの自作
- 冷蔵庫なし
等々。
もっといろいろなことに挑戦されていますので、詳しく知りたい方はぜひパーマカルチャー研究所を見てみてください。
正直、「ここまでするのは結構大変そう……」と思いますが、もちろんすべてを真似する必要はありません。
できるところ、興味の湧いたところだけでも挑戦する価値はあります。
また、三栗さんは「貯金はしているが、投資や副業で成功したわけではない。」と書籍で語っています。
時には4人家族で生活費が月5万円以下ということもあったそう。
なので、必要な分の収入を、自分のペースで得られればいいというマインド。
自分に合った自給自足をするセミリタイアなら、現在サラリーマンをしている人でも実現できそうですね。
まとめ
自給自足する生活について紹介しました。
何かを自給する能力があり方法を知っていれば、たとえ何か生活が脅かされることがあっても「最悪生きてはいけるだろう」と思え、余裕につながります。
今回は「資産運用以外のセミリタイア方法」ということで自給自足を紹介しましたが、もちろん資産運用と自給自足を組み合わせてセミリタイアするのも良さそうですね!
セミリタイアの理想形は人それぞれ。
自分に合った方法を探し、セミリタイアの夢を叶えていきましょう!
ここまで読んでくれてありがとうございました。