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ゆとりのある生き方「ダウンシフト」とは?わかりやすく解説!

セミリタイア
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こんにちは、なつです。

FIREやセミリタイアといった風潮が人気の中、似たようなものに「ダウンシフト」という生き方があるのはご存じでしょうか?

「ゆるく生きたいけど、FIREとか資産運用とかはなんかしっくりこない……」という方必見!

ダウンシフトについて解説していきます。

ダウンシフトの意味とは?

ダウンシフトの元の意味は、「低速ギアに切り換えること。減速すること。」で、元は車関係の用語でした。

ですが、「減速した生き方」という意味でも使われており、長時間労働・高収入などを求めず、時間的・気持ち的にゆとりある生活をすることです。

減速した生き方をしている人を「ダウンシフター」と呼んだりします。

具体的にはどんな生活?

ダウンシフトで有名な高坂勝さんは、書籍「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」でこんな生活をしていると紹介しています。

・飲食店経営:週休3日、5.5時間労働(営業時間18:00~23:30)
・半自給自足:米と大豆の栽培

※飲食店は2018年に閉店し、2020年からは民泊をされているそうです。

週休3日制の飲食店は珍しいですね。

朝起きてお店の開店までは好きなことをしたり、米の栽培をしたり、手間暇かけることに豊かさを感じながら自由に過ごしているそうです。

\高坂勝さんの書籍はこちら/

ダウンシフトのポイント

ポイント1:半自給自足

消費するものすべてを自給自足するのは現実的ではありません。
野菜や肉をはじめ、電気、衣類、トイレットペーパー等々……自分でどうにかするには、想像するだけで厳しそうです。

でも半自給自足の「自分のできる範囲で米や野菜を育て、その他の生活雑貨は購入する」ような生活なら、かなりハードルが下がります。

半自給自足が大切なのは、節約するためだけではありません。

一番重要なのは、資本主義に両足どっぷり浸かった状態から、片足だけ突っ込んだ状態に移行すること。

ダウンシフトを考えている皆さんは、きっと「大きな資本主義社会で、給料をもらって、もらった給料を消費して生きる」ことにどこか疲れていて、だからこそダウンシフトという考え方に興味を持っているのだと思います。

その環境から抜け出すには、自分の力で生きていける手段が必要です。
それが、半自給自足です。

ポイント2:友産友消

「地産地消」という言葉はよく聞くと思います。
あまり聞きなれない「友産友消」ですが、見たままの意味で「友人との間で生産・消費しましょう」という意味です。

ちなみにここで言う友人とは、学生時代の友達……というよりは「同じような考え方を持っている人」が近いです。

同じような考え方を持っている友人との縁を大切にし、そこで生産・消費を循環したり、助け合いができれば、大きな社会の一部にならずとも生活は回っていきます。

ポイント3:ミニマム主義

お金はあればあるだけいいし、
スピードは速ければ速いだけいいし、
大きいよりは小さいほうがいい。

でも、何かと比べていたら欲望は青天井です。

自分には何がどれだけあれば幸せなのか、生きていけるのかを考えましょう。

まとめ

資本主義社会は、経済成長を目指しています。
なので、長く働けば働くほど、経済が成長すれば成長するほど、社会から求められるものは大きくなり、自由がなくなっていくでしょう。

資本主義とは、基本的に労働者ではなく資本家が得する社会だからです。

今回は、そんな社会から半分だけ降りて、自由な時間を増やす生き方「ダウンシフト」を紹介しました。

ダウンシフトのポイント3つ

①半自給自足
②友産友消
③ミニマム主義

参考にした書籍はこちら。

高坂勝 書籍「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」