こんにちは、なつです。
今回はセミリタイアの定義についてお話ししたいと思います。
私は既婚で、旦那がいます。
ありがたいことに私がセミリタイアを目指していることを否定せずにいてくれて、よき理解者です。
そんな恵まれている(決してマウントとかではない!!)私ですが、ずっと疑問なことがありました。
既婚者の場合、セミリタイアの定義って何?
独身だったら割とシンプルで、「資産+労働収入で生活」できたらセミリタイア達成と言えると思います。
例えば、「資産3000万円で配当金を受け取り、アルバイトとブログ収入で生活」している人ですね。
では既婚の場合はどうでしょうか。
片方がセミリタイアしていてもう片方が働いていたら、
生活費を多めに出してもらった時点で「資産+労働収入で生活」ではないですよね。
「資産+労働収入+配偶者の支援で生活」になってしまいます。
それはセミリタイアと言えるのでしょうか?
でもまったく助け合わないなんて家族と言えるのか……?
セミリタイアの定義なんてない!!
そもそもセミリタイアの定義なんて人それぞれ。
あってないようなもんです。
FIREムーブメントと言われる「経済的自立と早期退職を目標とするライフスタイル」が注目され始めたのは2010年ごろなので、そんな歴史あることでもないのです。
もしかしたら今後、そういった流れを作っていく人たちが定義を確立していくかもしれませんが。
未来のことなんて誰もわからないし、FIREムーブメントが廃れたり、
もはやFIREムーブメントが当たり前になってわざわざFIREとかセミリタイアとかいう人がいなくなるかもしれませんし……。
なので、今の時点では「セミリタイアの定義なんて人それぞれ」でよいと思います。
確かにSNSには
- 既婚で配偶者が働いているなら、それはFIREって言わない派
- 低資産セミリタイアとかつまらなさそう派
みたいな、余計なお世話!!な意見もちらほら見られます。
ですが、「誰かの助けによって実現しているセミリタイア」はセミリタイアと名乗ってはいけないのでしょうか。
- たまたま相続で手に入れた一軒家
- 格安で譲ってもらえたトレーラーハウス
- 親が送ってくれるお米
- 隣に住んでいるおばちゃんからの野菜の差し入れ
- アパレル会社に勤める友達がくれる、時代がまだ追い付いていないような奇抜な服
こういったものはセミリタイアのために使ってはいけないのでしょうか。
(実際そんなことがあるかは別として)
いや、使えるものは使うでしょう。キリッ
私は「働いている配偶者」もその中の一つだと思うのです。
自分なりの基準を決めよう!
定義はないと言っても、何かしら判断基準が欲しいですよね。
なので、自分で決めてしまいましょう!
セミリタイアの基準を決めるうえで必要なことは、2つあります。
どういう生活をしたいか、何をしたくないかを明確にすること
まず、セミリタイアしてから「どういう生活をしたいか」「したくないことは何か」を考えましょう。
ここを考えておかないと、セミリタイアの基準が「総資産がいくらか」だけになりがちになってしまい、目的がぶれてしまいます。
例として私の場合を紹介します。
私がセミリタイアで解決したいと思っているのは、
特に「体力と気力がカツカツになるような行動」をしたくないところが大きいです。
自分のキャパがあまり多くないことを理解しているため、余裕が欲しいのです。
自分にとっての「経済的自立」の定義を決めること
二つ目は、自分にとっての「経済的自立」の定義を決めることです。
セミリタイアではなく完全なリタイアを目指す方は、4%ルールで「年間支出の25倍の資産」を作ることを基準にしている方が多いのではないでしょうか。
ですがセミリタイアは完全リタイアとは違い、労働収入などを得ますので、「年間支出の25倍の資産」より少なくて大丈夫です。
まず目安としては、生活費の半分を資産、もう半分を労働収入から得ることを考えてみましょう。
仮に毎月必要な額が15万円だとします。
【半分の7.5万を資産から得る】
資産が約2250万円必要 (投資信託やETF、株など。年利4%とする)
【もう半分の7.5万を労働収入で得る】
約70時間(週3日×6時間)働けばよい (東京都:時給1,072円で計算)
もし2000万円も貯められないよ……!と思ったら。
15万のうち、5万を資産から得て、残る10万を労働収入で得るならどうでしょうか。
【5万を資産から得る】
資産が約1250万円必要 (投資信託やETF、株など。年利4%とする)
【残り10万を労働収入で得る】
約95時間(週4日×6時間)働けばよい(東京都:時給1,072円で計算)
こんな感じで、必要な資産が減りました。
皆さんはどんなバランスなら達成できると思いますか?
人の基準なんて正直どうでもいいのです。
「これならできそう!」という自分なりの基準を考えていきましょう!
最後に
SNSを見ていると、不安になる意見がいろいろと見られます。
「セミリタイアってパート主婦と一緒じゃん」
「低資産セミリタイアとかつまんなそう」
「その金額でセミリタイアとか無謀」
本当に余計なお世話です。笑
自分基準のセミリタイアで、人生を豊かにしていきましょう。
ここまで読んでくれてありがとうございました!