こんにちは、なつです。
今回は「回避性パーソナリティ障害とは何か」というのを書いていこうと思います。
調べればもちろん出てきますが、難しい言い回しをしていたりするので、
この1ページを見ればなんとなくわかる!というのを目標に、難しい言葉を使わずにまとめました。
回避性パーソナリティ障害とは
回避性パーソナリティ障害の人は、
- 批判されること
- 恥をかくこと
を極端に不安に思うのが特徴です。
そのため、批判されないように、恥をかかないようにと人との関わりを避けてしまいます。
名前に「回避」とついているのは「人との関わりを回避する」ということですね。
人口の約2%が回避性パーソナリティ障害を持っているようです。
回避性パーソナリティ障害の思考あるある
回避性パーソナリティ障害の人によくある思考をまとめました。
- 自分には長所がない、他者より劣っている、と思い込む
- 小さな指摘・注意でとても落ち込む
- 自分が批判されない・好かれていると確信を持てないと、自分からコミュニケーションをとれない
- 批判される可能性があるなら、新たなチャレンジはしない
- 目立ちたくない
- 責任やプレッシャーを負うものを避ける(就職、昇進、結婚、子供を持つなど)
- 環境の変化が苦手
- 白黒思考しがち
- 傷つくことに対する耐性が低い
批判されること・恥をかくこと以外にも、失敗したくない、責任を負いたくないという特徴が見えますね。
回避性パーソナリティ障害になる原因
回避性パーソナリティ障害になる原因は、まだ詳しくわかっていないようですが、
遺伝子と育った環境、両方の影響を受けるそうです。
遺伝子の影響
遺伝子の影響としては、もともと
- 臆病
- 不安を感じやすい
という性格の場合、回避性パーソナリティ障害になることが多そうです。
育った環境からの影響
育った環境の影響としては、
- 周りの大人に否定されることが多かった
- 両親が過干渉
- 学校でのいじめ
- 教師から強く怒られた
などが挙げられます。
ポイントは「自分の気持ちを受け止めてもらえなかった」という体験。
ひとつひとつの事柄は小さくても、積み重なって回避性パーソナリティ障害になりやすいようです。
回避性パーソナリティ障害の人が暮らしやすくなるポイント
回避性パーソナリティ障害を治す
治療には薬物療法やカウンセリングを使います。
また、年齢を重ねると改善することもあるとのこと。
人との関わりを減らす
プライベートよりも仕事の人間関係は、特に自分でコントロールするのは難しいです。
接客業や営業職のような、明らかに人との関わり多い仕事は避けた方がよいでしょう。
逃げ道を確保しておく
回避性パーソナリティ障害の人は失敗が許されない状況に弱いです。
なので、
- 責任を忘れられる趣味を持つこと
- 失敗しても大丈夫という状況を作っておく
- 気楽でOKな立場にいる
などの逃げ道を常に確保しておくと、心の支えにもなるようです。
最後に
回避性パーソナリティ障害について、難しい言葉を使わずにまとめてみました。
役に立てたらうれしいです。
参考にした書籍はこちら。
回避性パーソナリティ障害の書籍としては有名なものですが、悩んでいるならぜひ読んでおきたい1冊です。
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