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会社員は常に成長しないといけないの?会社員は「現状維持」が許されないわけ。

なつの考えごと
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こんにちは。なつです。

会社員をやっていると、自分の将来や家族のために頑張らないといけないとは思いながらも、

・なぜかモチベーションが上がらない
・頑張る意味が分からなくなってしまう

ことってありますよね。

また、最近は「ぶら下がり社員」といって、

仕事に対するモチベーションが低く、与えられた仕事はこなすものの、それ以上の行動をしない

ような社員に名前がつき、組織の成長を邪魔するということで問題視されています。

要は「現状維持ではなぜいけないのか」ということですが、
いろんな人が「現状維持は後退」と言っているようですね。

松下幸之助、ウォルトディズニー、ナイチンゲールとか。

今回は、

・会社員をしているが、どうして頑張らないといけないのかわからなくなった
・最低限の仕事はするけれど、現状維持がいいと思っている

という方のために、どうして会社員は成長することが当たり前とされているのかをお話しします。

どうして現状維持は良くないのか

まず、会社員が現状維持は良くないという理由は大きく分けて2つあります。

  • 相対的に評価されると、評価が下がるから
  • 日本は2%のインフレを目標にしているから

相対的に評価されると、評価が下がるから

例えば、自分が新卒で入社して同期が5人いるとします。

自分は現状維持で1年目に覚えた仕事だけを2年目も3年目も続けています。
お給料は変わりません。

ですが基本的に、他の同期はできることが増えて成長していき、お給料も増えていきます。

同期と比べて相対的に「仕事ができない人」という評価をされてしまいます。

また、先輩や上司には「だいたい〇年目はこれくらいできるようになっているはず」という基準があるはずです。

その基準と比べられ、している仕事は変わっていないはずなのに、年々「仕事ができない人」という評価をされてしまいます。

自分なりに理由をもって「現状維持」を決めたとしてもです。

日本は2%のインフレを目標にしているから

日本は年に2%のインフレを目標にしています。
なぜかというと、日本銀行が「2%のインフレが物価を安定させる」と考えているからです。

上昇しているとどうなるか、説明します。

例えば私が、10万円のとあるソフトを開発しています。
1か月で作成できたので、私の1か月の売り上げは10万円です。

私はその10万円を使って生活しています。

ですが、日本は1年で2%インフレするので、翌年には家賃や食費など、色々なものが2%値上がりしてしまうので、同じ生活をしようとすると10万円×2%×0.01=10万6千円必要になるのです。

つまり、値上がりした6千円分を、「残業」または「スキルアップ」で補わなければ、前年と同じ生活はできないのです。

実際インフレしているのはここ数年で平均すると0.5%くらいなのですが。


個人の視点から「なぜ現状維持は良くないのか」というお話をしましたが、続いて会社からの視点でよくない理由を考えてみましょう。

会社が現状維持するとどうなるか

会社が現状維持を目標にすると、このようなことが考えられます。

  • 将来、管理職がいなくなる
  • 他社との競合に負けて業績が落ちる

将来、管理職がいなくなる

上を目指す人がいなくなるということは、管理職がいなくなるということです。

今管理職をしている人も、10年20年すると、退職していきますよね。

管理職が退職した後に残るのが、成長する気持ちのない、若手社員のする仕事しかできない人たちだったら、会社は回りませんよね。

他社との競合に負けて業績が落ちる

競合他社のいない会社はそう多くないと思います。

競合他社がたくさんいる中で、自社だけが「現状維持」を目標に掲げるとどうなるでしょうか。

競合他社はきっと、業績アップを狙って努力しています。

そうなると、「現状維持」を狙った自社は他の会社に負け、現状維持どころか業績悪化が考えられます。

まとめ

現状維持が良くない理由をまとめます。

会社員として現状維持が良くない理由

・相対的に評価されると、評価が下がるから
・日本は2%のインフレを目標にしており、給料が変わらなくても同じ生活はできなくなっていくから

会社として現状維持が良くない理由

・将来、管理職がいなくなる
・他社との競合に負けて業績が落ちる

ここまで、現状維持が良くないといわれる理由を解説してきました。

私は仕事を頑張る理由として「自分のためのスキルアップになりますよ!」と言われるよりも、今回説明したような社会や会社の仕組みを客観的に説明されたほうがやる気になりますね。

納得のいく「頑張る理由」をまだ見つけられていない方のためになれば幸いです。

ここまで読んでくれてありがとうございました!