こんにちは。なつです。
今回は、
「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」
五百田 達成 (著)、堀田 秀吾 (著)
を紹介します!
あらすじ
この本で言う「心が冷めている」とは、
- 人の話に興味がない
- 人と積極的に関わろうとしない
- そのため、世界がどんどん狭くなっていく
ということを指していて、
このままいけば自分の身の回りの人の心まで冷ましてしまいますが、
温めなおすことができれば人生を100倍楽しめるかも!
ということが書いてある本です。
あちこちで漫画のキャラを例に挙げているので、漫画をよく読む人は納得しやすいかもしれません。
こんな人に読んでほしい!
この本を読めば、
- なぜ人に興味が持てないのか
- どうして人にがっかりしたり、距離をおいてしてしまうのか
- がっかりしない・距離を置かないようにするにはどうすればよいのか
- 人に対してどういう振る舞いをすればよいのか
がわかります。
なので、ぜひどれか一つでも疑問に思っていることがあれば、ぜひ手に取って読んでみてください!
参考になった部分を抜粋して紹介
読んだ中で、私が「なるほど~!」と思った部分を3つ紹介します!
「冷める」は実は人間の防衛本能
情報が溢れすぎているこの時代では、何でもかんでも関わろうとすると
脳みそも体もついていけなくなってしまいます。
なので人との無駄な接触(電車で席を譲る、新しいコミュニティに参加する 等)を避け、自分を守っているのですが、度が過ぎると「冷めた人間」になってしまいます。
ですが矛盾した話になりますが、本来人間は社会的動物なので、人とかかわらずには生きていることを実感できないものなのです。
あいさつしたのに返ってこなかったら、否定されたような気分になりますよね。
すべての人間と関わりあうことは不可能ですが、少なくとも身の回りの人達とうまく付き合っていくことで、何より自分自身が生きやすくなるでしょう。
無駄な接触を避けすぎて冷め切ってしまっていても、いろんな人と付き合っていくことで心の温め直しができるはずです。
好き嫌いは簡単に変わってしまう
嫌いな人がいたとして、嫌悪感を無くすには「たくさん接して、その人を理解していく」必要があります。
「熟知性の原則」と言って、その人のことを理解していくとより好意を持てる、という理論があるためです。
また、「好意の返報性」といって、受けた好意を好意で返したくなるという理論もあります。
好き嫌いで付き合う人を選ぶのではなく、誰にでもまずは好意をもって接してみるというのが第一歩になるでしょう。
人との相性で大事なのは?
出会って最初に目が行くのは、似ていることや共通していることがあるかどうかです。
ですが、関係が深まってくると大事になってくるのは「自分は苦手だけど相手は得意なこと」「自分にはないけど相手が持っている特技や考え方」になっていきます。
互いのやり方や価値観がぶつかったときに、いい関係が続きやすいのは「価値観の違うを埋めるための価値観」が一致していることです。
例えば、話し合うのか、見ないふりをするのか、などですね。
まとめ
この本を手に取ったのは、感受性豊かな会社の後輩と話していて、「あれ、もしかして私って他人に興味ない……?」と思ったからです。(心が冷めている自覚ゼロでした。)
抜粋して紹介した3つのほかにも、心理学的にはこう言われています!のような説明があったりしてわかりやすいですし、冷めている人には図星な部分が何かしらあるのではないでしょうか。
よかったら、手に取ってみてください!
最後まで読んでくれてありがとうございます!