セミリタイアと、楽に暮らす知恵を綴るブログ

すぐキャパオーバーしてしまう、キャパシティが小さい・狭い自分とうまく付き合うコツ。

なつの考えごと
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こんにちは、なつです。

私はキャパシティが小さく、よくキャパオーバーしてしまいます。

キャパシティが狭いと人より行動出来ないし、すぐキャパオーバーでネガティブになり「私はなんてダメなんだ……」と落ち込んでしまいますよね。

そのため「キャパシティとは何か?」「キャパシティは大きくなるのか」というようなことをよく考えるので、

今回は私の考える「キャパシティ」についてお話ししようと思います。

キャパシティとは。

ここで話すキャパシティは、「自分の容量」「物事を受け入れる能力」のことです。

よくコップに例えられますね。

キャパシティが大きければコップが大きいため水が溢れにくく、
逆にキャパシティが小さければコップが小さいため同じ水の量でも溢れやすいです。

キャパシティは広く・大きくできるのか?

私は、正直キャパシティを大きくすることはできないと思っています。

「キャパシティ 大きくするには」のように検索すると、多くのサイトに出てくるのは「経験が少ない」ということ。

仕事を例に説明します。

エンジニアとして働いている社会人1年目の私と、社会人6年目の私。
比べてみると、感覚的にキャパシティは大きくなったように思います。

でも、それは自分の持っているキャパシティというコップが大きくなったのではありません。
「エンジニアとしての経験」というフィルターがコップの上に形成されるというイメージのほうが近いです。

フィルターが形成されたことによって、コップに注がれる水のことを理解するのが早かったり、「これは不要な水だな」という判断ができたりして、実質コップに注がれる水が減っているのです。

また、コップに溜まった水を排出する力も経験によって増えます。

慣れや処理能力が高まり、コップに溜まった水を排出する力が強くなることで
「コップの水が溢れない=キャパオーバーにならない」ため、
キャパシティが増えたように感じています。

「じゃあ実質キャパシティ増えてるじゃん?」と思うかもしれません。

でも、私が数年間で培ったフィルタと排出力は「エンジニアという仕事」専用のフィルタと排出力。

例えば私がバス会社に転職したとすると、「エンジニア専用フィルタ」はほぼ役に立たず、また「私ってなんてキャパが小さいんだろう……」と落ち込むはずです。

なので、私は「コップ自体は頑張っても大きくならない。でも経験を積むことで、それ専門のフィルタと排出力が強くなる」と思っています。

キャパシティの小さい自分と付き合っていくには

自分のキャパシティについて分析しましょう。

キャパシティ自体をすぐにどうにかすることは難しいです。
ですが、自分のキャパシティを整理することによって

「今なんだかネガティブだけど、キャパオーバー目前かも?」
「キャパオーバーしそうだから、週末は何も予定を入れないでおこう」

など、調整できたり自分の状態に気づきやすくなり、「謎の不安が爆発してしまった」というようなことが減るのでおすすめです。

1.自分のキャパシティを理解する

まず大事なのは、自分のキャパシティを理解すること。

自分がどんな時にキャパオーバーになるのか、思い出して分析してみてください。

なつ
なつ

仕事中の私の場合は、タスクが3つ以上あるときキャパオーバーします。
気持ちがいっぱいいっぱいになって、泣きたくなったり。

  

仕事以外では、飲み会やウインドウショッピング、人の多い場所へ行くと、情報過多でキャパオーバー。
帰ってからダウンしたり、気持ちのコントロールができなくて怒りの沸点がとっても低くなります……

2.方向性を決める

自分のキャパシティを知った上で、自分は

  • フィルタや排水力を強化していく
  • キャパシティの中で無理しない

のどちらを取るか決めましょう。

もちろん、「仕事面では前者、プライベートでは後者」のように、物事によって分けるのもアリです。


前者の「フィルタや排水力を強化していく」を選ぶ場合は、キャパオーバーした状態をある程度受け入れたり、耐えなければいけない時があると思います。

でも何か目標や叶えたいことがあるのなら、覚悟しないといけないことかもしれません。


後者の「キャパシティの中で無理しない」を選ぶ場合は、無理をしないこと自体がリスクになる可能性も考えておくべきです。

例えば、「今の仕事で自分のキャパがギリギリだから、これ以上は何も頑張らない」と決めたとします。

でも会社は「〇年目」としての働きを期待して勝手にそれと比較して「〇年目にしては期待するパフォーマンスが出ていない」と評価します。
そして「評価が上がらない=給料が増えない」という会社で働いているのなら、物価が上がっていく社会では実質給料は減っていくようなものです。


このように、それぞれのメリットデメリットを押さえた上で、自分はどうしたいか?を考えていきましょう。

なつ
なつ

ちなみに私は、基本的に後者の「キャパシティの中で無理しない」を選択しています。

  

とくに会社員としての目標もないですし、多少地味でも平和に生活できることが私にとっては大切です。

3.具体的にどうするか考える

そして最後に、「どうすればキャパシティを超えないようにできるか」「超えた場合にどうするか」を考えます。

また私の例ですが、参考になれば。

◾︎キャパシティを越えないようにする工夫◾︎

タスクが3つ以上あり、キャパを超えそう!という場合
→すぐ終わるタスクから消化し、とにかく数を減らす。

◾︎キャパシティを超えてしまった時の対処◾︎

キャパシティを超えると、感情がぐるぐるして冷静じゃなくなります。

なので一旦すべてから目を逸らして落ち着くために、YouTubeで爆音でお気に入りの曲を1曲流す。
あとは大体泣きたくなるので、とりあえず我慢しないで泣く。

(どちらも在宅の時しかできない術……)

なつ
なつ

カウンセラーに聞いた話ですが、感情を思考で上書きすることは出来ないそうです。

(例:「辛いけど、辛いと思うのはやめよう」と思うのは効果がない)

  

ではどうするのかと言うと、感情は刺激で上書きするのが良いそうです。

曲を聴くなどの聴覚への刺激や、甘いものを食べるなど味覚への刺激など。

自分に合った上書き方法を探せるといいですね。

キャパオーバーした時には冷静に考えるのが難しくなるので、過去のキャパオーバーした事例から分析し、対応を決めておきましょう。

さいごに

自分の持っているキャパシティというコップを大きくすることはできないと思っていますが、年齢とともに汎用的な経験値が溜まり、自然とフィルターや水の排出量が増える、ということもあります。

与えられたもので勝負しないといけないのに、与えられたものがちっぽけだったら悲しくなりますが、

それでも自分のコップの大きさと上手く付き合っていくしかないのです。

以上、私の持論でした。

読んでくれてありがとうございます!